出光興産、竹中工務店ら4社と廃プラを建材に
- 投稿日時
- 2026/04/27 09:12
- 更新日時
- 2026/04/27 09:13
出光興産、竹中工務店、ケミカルリサイクル・ジャパン(CRJ)、フクビ化学工業、プライムポリマー(PRM)の5社は4月10日、廃棄・回収された使用済みプラスチックを原料に、マスバランス方式を活用した再生プラスチックを製造し、建設資材へ応用することに成功したと発表した。
取り組みの流れは次の通りだ。出光興産の子会社CRJが独自の油化ケミカルリサイクル技術で使用済みプラスチックをCR油(ケミカルリサイクル油)へ転換。出光興産がこれを原料にマスバランス方式を適用してケミカルリサイクル化学品を製造し、PRMが化石燃料由来品と同等の品質を持つポストコンシューマーリサイクル(PCR)プラスチックを製造した。マスバランス方式とは、使用済みプラスチックなど、ある特性を持った原料と一般的な原料を混ぜて製品を作る際、ある特性を持った原料の投入量に応じて、出来上がった製品の一部に対し100%その特性を持つ製品とみなす手法。
フクビ化学工業はこの再生プラスチックを乾式遮音二重床「フリーフロアーCPシリーズ」の支持脚部分へ適用し、建設資材化に向けた技術的課題を克服。竹中工務店がこの建設資材を活用し、「つくる」「つかう」「つなぐ」を基本に廃棄物を出さない建築手法「サーキュラーデザインビルド」の実現を目指す。5社は今後、建設現場から出る使用済みプラスチックの再資源化と資源循環のさらなる推進に取り組む方針だ。
(2026年4月27日MonoQue掲載)