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初田製作所、データセンター向け窒素消火設備に本格参入

投稿日時
2026/09/17 13:12
更新日時
2026/09/17 13:14
データセンター向け「窒素消火設備」のイメージ

生成AIの普及でDCの重要性が増す中、総合防災メーカーの初田製作所がDC市場への本格参入を宣言した。同社は最先端のDC市場に熱視線を送っている。

6月には、DC向け「窒素消火設備」を新たに販売開始。大気中の約8割を占め環境負荷の少ない窒素ガス「IG-100」を採用したのが特徴で、その意図を消火設備事業部 事業部長の吉野尚樹氏は「当社は国際標準のIG-541やIG-55を採用してきたが、日本でも拡大するDC需要の取りこぼしを防ぐため、国内標準であるIG-100 に対応した」と説明する。

強みとなりそうなのが、消火設備の小型化・パッケージ化力だ。窒素消火設備においても世界最高圧力の30MPaの充填容器を採用しボンベ室の省スペース化を実現。半導体製造装置への消火設備の組み込みなどで培った技術力で、対象物の内部に設置可能なパッケージ製品の開発も検討する。

「系統用蓄電池コンテナ向けに開発したパッケージ型の消火設備は、近年注目を集めているコンテナ型やモジュール型のDCにも応用できる。サーバー価格の高騰に加え、発熱量が増えており、小規模な施設であっても防災ニーズは高まるとみている」(Social Good推進室 営業G グループ長の迫親浩氏)

業務提携先の日本ドライケミカルが扱う超高感度煙感知システム「VESDA」や約1700社で実績のある火災リスク診断サービスなども用意。機器の納入だけでなく「そもそも火災を起こさない」ためのソフト面での支援にも注力し、精密機器が密集するDCの火災リスクに多層的に対応できる体制を整えていく構えだ。



(日本物流新聞2026年9月25日号掲載)