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オリオン機械、インドに新会社設立

投稿日時
2026/05/07 09:00
更新日時
2026/05/07 09:00

オリオン機械(株)

【写真左から】太田哲郎会長、片桐智美社長、キラン・クマール社長、シーマ・クマール取締役

真空ポンプ本格販売・生産へ

オリオン機械はインドに産業用真空ポンプの生産・販売を行う合弁会社「オリオンマシナリーバキュームシステムズ(OVS)」の設立発表を行った。同国での生産拠点はチラーの生産を行う既存の合弁会社に続き2カ所目。成長著しいインド市場において、現地生産によるコスト競争力の強化と、サービス体制の構築を図り、さらなるシェア拡大を目指す。

OVSは営業拠点をマハラシュトラ州に、生産拠点をケララ州に置く。資本金は約2億円で、出資比率はオリオン機械が70%、現地の有力代理店であるクマルク社が30%。代表にはクマルク社の現社長であるキラン・クマール氏が就任、従業員数20名でスタートし、初年度に7000万円の売り上げを目指す。

設立にあたり同社・片桐智美社長は「2030年度の目標を5億円としたが、倍の10億円を狙いたい。海外・地場メーカーとライバルも多士済々だが、市場のポテンシャルを考えれば不可能な数字ではない」と力を込める。

合弁相手のクマルク社は、過去15年間にわたりオリオン機械の真空機器代理店として、特に印刷・包装業界を中心にインド全土に営業網とサービス網を構築。新会社では、クマルク社が持つ既存ネットワークを活用し、日系企業への食い込みや代理店網のさらなる拡充を進める。

生産面では、小型・中型真空ポンプの現地組み立てを開始する。既存の中国工場との部品共通化や、現地部品採用によるコスト削減を推進。あわせて、インド特有の市場ニーズに合致した専用製品の開発も加速させる。また、日本からは大型の最新鋭機種を投入することで、幅広いラインナップを揃え、多様な顧客ニーズに対応する。

OVSのキラン・クマール社長は「オリオン機械の製品はインドの厳しい環境にも耐えうる優れた性能を有しており、市場でも高い評価を得ている。また生産現場にはオリオン機械のハイレベルなモノづくりをフィードバックし、高品質の製品を供給していきたい」と意欲を述べた。



(日本物流新聞2026425日号掲載)