インタビュー
伊東電機 社長 伊東 徹弥 氏
2026年10月13日「東京イノベーションセンター豊洲」の開設!
記念プライベート展「id―Fair」開催
- 投稿日時
- 2026/09/30 09:17
- 更新日時
- 2026/10/01 12:52

ハード・ソフト・データを融合、「絶対に止めない現場」実現へ
——出展内容を教えてください。
コア技術であるコンベヤ駆動用モーターローラ「MDR」を軸に、「究極の静止型MDR式マテハン」を訴求しました。AGV・AMRのように機械自体が往復して物を運ぶのではなく、機械はその場に留まり最小限の動作で搬送する思想です。今回は、ピースピッキングの搬送・仕分けを自動化する「RevoPick」と最新の搬送・制御技術を組み合わせたコンセプト展示「id-TRIAL01」の2パターンで会場を構成しました。
——目玉は?
同社独自の制御技術「id—DVT(デュアルバーチャルツイン)」と新製品の格子状センサ「id Grid sensor」を組み合わせた制御システムです。通常、バーチャルツインは現実の状況を仮想空間上にリアルタイムに再現するものですが、id—DVTはそれだけではなく仮想空間上に構築した理想的な搬送モデルをベースに、現実空間で発生したズレを理想の状態に修正する制御をおこなう。id Grid sensorと組み合わせることで、流れてくる荷物のサイズや位置、姿勢、速度などを把握でき、より精緻な制御が可能になります。

赤く光っている部分が新製品の格子状センサ「id Grid sensor」
——小型モータと制御技術を磨いてきた分散駆動制御のMDR式マテハンだからこそ効く技術ですね。
その通りです。物流現場で最も深刻なトラブルは誤仕分けや荷詰まりによるライン停止です。ですが、ハードウェアだけでも、ソフトウェアだけでも、荷物の歪みや斜め搬送の発生をなくすことは容易ではありません。MDR式マテハンの制御技術やセンサーを組み合わせていくことで、「絶対に止めない現場」の実現に寄与していきます。
——今年2月には創業80周年を迎えられました。今後の取り組みについて教えてください。
創業80周年事業の一環として、東京都江東区豊洲に「東京イノベーションセンター豊洲」を開設します。これまでも兵庫県加西市にショールームを設けてきましたが、海外の顧客が増えており、アクセス面に課題を感じていました。都内にハブを設けることで、最新のソリューションや情報を取得いただきやすい環境を構築していきます。
——10月13日、14日にはイベントも行う予定とか。
グランドオープン記念のプライベート展示会「id—Fair」を開催予定です。当日は実機を使った搬送テストやデモンストレーションを体験していただけるほか、全日本空輸様やヤマト運輸様、トヨタ自動車様をはじめとする有識者をお招きした基調講演・パネルディスカッションを通じて、搬送の未来を多角的に紐解きます。ぜひ会場にお越しいただき、伊東電機が目指すオープンイノベーションをご体感ください。