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ニデックマシンツール 歯車機械システム事業部 事業戦略企画部 部長 谷村 昌秀 氏

ニデックマシンツールはJIMTOF2024で新たな歯車加工機を複数披露した。歯車研削盤「ZFA260」には熱に鈍感で振動減衰性の高いミネラルキャストを採用。マルチタスクギヤセンタ「MGC300」にはホブやスカイビングに加え面取りやバリ取り、マシニング、旋削まで多機能を集約するという。歯車機械システム事業部事業戦略企画部の谷村昌秀部長に詳しく話を聞いた。

扉の先88/クマリフト、低価格な垂直移動が自動化の切札に

国土の狭い日本では家だけでなく工場も「縦」に伸ばさざるを得ない。ただ多層階化した工場は各階で工程が分断され、自動化が難しいのも事実だ。AMR(自律走行搬送ロボット)とエレベーターが連携できれば、この課題の解決が見通せる。小荷物専用エレベーターで国内首位のクマリフトは様々なAMRメーカーと実証を重ね、AMRがエレベーターに乗る光景を「あたり前」にしようと挑む。

7~9月の産業用ロボット、受注が2年ぶり増

 (一社)日本ロボット工業会(会長=橋本康彦・川崎重工業社長)が10月24日まとめた会員統計による7~9月の産業用ロボット受注・生産・出荷実績によると、受注額は前年同期比9.4%増の1762億円(8四半期ぶりの増加)、生産額は同8.4%減の1717億円(6四半期連続減)だった。受注からは電子部品実装機は底打ち感が鮮明になりつつあり、工業会は「垂直多関節ロボットを中心としたマニピュレーティングロボットも回復の兆しがある」とする。

次年度〜中長期見据え税制改正提言

(一社)日本経済団体連合会はこのほど、2025年度の税制改正に関する提言をまとめ公表した。「企業の持続的な成長を支える基盤として、税制面で求められる対応を実施すべき」とし、法人課税の在り方について考えを述べた。加えてDX等のイノベーション促進に向けた税制支援、スタートアップ振興、納税環境の整備などに関し考えをまとめ、企業のグローバル活動を下支えする税制として、国際合意の在り方などにも言及した。