伊東電機、形がわかる独自のラインセンサ
- 投稿日時
- 2024/12/31 09:00
- 更新日時
- 2024/12/31 09:00
伊東電機が独自のラインセンサ「MDR式ラインセンサ」(特許出願中)を開発した。1本の棒状のモジュールにセンサ素子を等間隔に設置。コンベヤのローラー間に取り付け、上を通過する搬送物の大きさや傾きをセンサ素子のON/OFFで正確に把握するものだ。
従来、コンベヤ上の搬送物はコンベヤフレームにレーザーセンサなどを取り付けて検知することが多いが、近年はEC化でメール便などの薄物・小物が増えており、センサの「下をくぐってしまう」ことで検知が難しい場合があった。同製品は薄物・小物も正確に検知できる。同社が提供する柔軟なモジュール式マテハンと組み合わせることで、搬送物の傾きをフレームに押し当てて補正したり、搬送物を短手方向(辺の短い方向)が先頭になるよう回転させ、コンベヤ上のバッファ数を増やして能力を上げるなどの制御ができる。
(日本物流新聞2024年12月25日号掲載)