1. トップページ
  2. ニュース
  3. 溶接協会、AM技術者研修を初開催

溶接協会、AM技術者研修を初開催

投稿日時
2025/04/18 09:00
更新日時
2025/04/18 09:00
開場はほぼ満席となった

80人が参加

(一社)日本溶接協会(青山和浩会長)は327日までの3日間、都内でAMAdditive Manufacturing、積層造形)に関する資格認証制度の一環として研修会を行った。80人が参加した。

AM2級研修会は、金属AM造形原理や装置の種類、造形プロセスによる組織変化、造形品の評価・品質保証に至るまで、幅広い最新の技術や知識を学ぶことができる。国際規格ISO/ASTM52935(金属の積層造形︱資格原則︱AM技術者の資格)に適合しており、受講修了者はAM2級認証試験への受験資格と欧州溶接連盟(EWF)の国際的なAM資格制度「IAMQS」の一単位(CU00AMプロセスの概要」)の認定が得られる。IAMQSは他のCUも受講することでdiploma(終身資格)取得へつなげることができる。

本研修会を取りまとめた同協会・事業部エキスパートの濵本康司氏は「初回ということもあり受講者が集まるのか不安もあったが、想像以上に多くの方に申込・参加いただいた」とコメント。実際、会場はほぼ隙間なく机が並び満席だった。受講者の属性については、「自動車メーカーや金属加工を生業とする企業だけでなく、建築関連の方なども参加しており幅広い」とし、「北海道や九州などからの受講者も見られたため、東京以外の地域での開催も検討したい」と述べた。AM2級認証試験(7月開催)の詳細は、4月下旬ごろ同協会HPで発表予定。



(日本物流新聞2025410日号掲載)