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クラボウ、ケーブル束から1本を認識するセンサー

投稿日時
2025/07/09 09:00
更新日時
2025/07/09 09:00
Kurasense-C300FXの搭載イメージ

クラボウは、複数のレーザー照射による独自のケーブル認識技術で、束で置かれた複数の線状物の中から特定の1本の把持位置を正確に認識できる高速3Dビジョンセンサー「Kurasense-C300FX」を発売した。自動車や電子デバイス製造における自動化に提案。標準価格は320万円(税抜)で2027年度に年間100台の販売を目指す。

同社はケーブルやワイヤーなどの線状物の形状を認識する高速3Dビジョンセンサーを20年から販売し、電子部品の組立やワイヤーハーネス製造などに採用されている。しかしケーブルの挿入やはんだ付けに求められる「束で置かれた線状物から特定の1本の把持位置を正確に認識する技術」は今まで実現が難しく、必要性を感じたことからC300FXの開発に至った。

C300FXは線状物以外にもコネクタや小さな部品の認識に優れる。国内外のほぼすべてのメーカーのロボットに取り付けが可能とし、ワイヤーハーネス製造やはんだ付け等の自動化に提案する。

(日本物流新聞2025625日号掲載)