1. トップページ
  2. ニュース
  3. インフロニアHD、水道設備大手を買収へ

インフロニアHD、水道設備大手を買収へ

投稿日時
2026/04/17 08:00
更新日時
2026/04/17 08:00

インフロニア・ホールディングスは4月14日、水処理大手の水ingを完全子会社化すると発表した。荏原製作所、日揮ホールディングス、三菱商事の3社が保有する全株式(300万株)を約912億円で取得する。株式譲渡実行日は7月1日を予定しており、独占禁止法上の手続き完了後に実行する。

ingは荏原製作所の水処理部門を統合して設立された会社で、水処理設備の設計・建設・維持管理を手掛け、全国300カ所以上の運転管理実績を持つ国内トップクラスの水処理企業。20253月期の連結売上高は約829億円。約3000人のフィールドエンジニアを擁し、広島県と小諸市では官民連携による水道事業運営会社も運営している。

荏原製作所は譲渡の理由について、ウォーターPPP導入拡大や既設設備の老朽化に伴う更新需要の本格化など事業環境の変化が進む中、水ingの企業価値向上に資する「最適な株主への移行が望ましい」と判断したと説明した。

インフロニアは「総合インフラサービス企業」を中長期の経営目標に掲げ、コンセッション事業を中心とするインフラ運営事業を成長戦略の柱と位置付けている。今回の完全子会社化により、水ingの水処理エンジニアリング力と同社のプロジェクトマネジメント能力・土木建築技術を組み合わせ、上下水道の設計から維持管理・運営までを一気通貫で提供する体制構築を目指す。また、水ingが持つ全国の維持管理拠点を起点に、道路や公共施設管理への事業拡大も視野に入れる。



(2026年4月10日Mono Que掲載)