軽量化&ヘッド交換に対応
建設・電設業界の人材不足や高齢化が進む中、パワーツールの軽量化と多機能化は、施工の生産性を左右する絶対的なニーズとなっている。
油圧工具メーカーの西田製作所はこうした市場ニーズの変化に向け、10.8Vバッテリーを採用した充電式マルチ油圧工具の新型モデル「NC-AUA60M」を6月末に発売する。従来の「AUA(アウア)」シリーズの軽量性と「1台で複数工程をこなしたい」という多様化への要求を両立させた。
新製品では、定評のある軽量特性を維持しつつ、先端のアタッチメントを交換できるマルチ機構を新たに改善。ヘッド交換機能を備えながらもバッテリー装着時の総質量は約2.8㌔グラムに抑え、従来機比で100㌘の軽量化を達成した。さらに全長を220㍉メートル(従来比21㍉メートル短縮)に小型化しており、配電盤内などの狭所における作業性を向上させている。
出力は40kNで、標準付属の端子圧着ヘッドでは、60平方㍉メートルまでの圧着に対応。また、新たに設定された別売りのケーブルカッタヘッド(質量1.0㌔グラム、7月末発売予定)を装着することで、電線の切断作業にも対応する。切断能力は、600
V-CV単芯で最大325平方㍉メートル、600V-IVで最大400平方㍉メートル。標準セットには10・8Vバッテリー2個と充電器、スチールケースが付属する。
軽さと1台2役を両立させた新型モデルは、これからの現場の負担軽減と効率化を牽引する実戦的な1台として注目を集める。
(日本物流新聞2026年6月10日号掲載)