静岡の町工場・杉村精工、熱中症対策でトレイルキャップ導入
- 投稿日時
- 2026/05/13 09:43
- 更新日時
- 2026/05/13 09:45
静岡県焼津市で金属部品加工などを手がける杉村精工(杉村学社長)は、熱中症対策の一環で今年5月から10月までの6カ月間、トレイルキャップを夏季ユニフォームとして導入する。トレイルキャップは未舗装道など過酷な環境を走るトレイルランニングで使われる帽子で、つばが短く視認性に優れ、通気性が良いのが特長。同社は「長時間にわたり集中力を維持しながら現場で身体を動かし続ける作業者は、まさにアスリート。現場を支える手段として、スポーツ要素を取り入れることには大きな可能性がある」とする。
同社は社内でのスポーツ推進施策などを通じ、「町工場×スポーツ」という視点での発信を強化している。導入したトレイルキャップは従来の作業帽と比べて軽量で通気性が高く、暑さや蒸れを軽減可能。つばが短いため狭い場所や機械周辺での接触リスクを減らし、作業時の安全性向上にもつながる。
秋山工場長は「近年の猛暑は現場で体を動かす私たちにとって厳しさが増している。作業者の安全と集中を守ることは品質を守ることと同じくらい重要だ。このキャップはとても軽く、通気性が良いので、長時間の作業でも負担が少なく快適。熱中症予防にも効果を発揮してくれると思う」とコメントする。
気象庁は5~7月の気温を「暖かい空気に覆われやすいため、全国的に高いでしょう」と見通している。昨夏に引き続き今年も厳しい暑さが続く見込みだ。製造現場にも従来より一歩進んだ対策が求められている。

(2026年5月13日MonoQue掲載)