トライエンジニアリング、創立50周年式典を名古屋で
- 投稿日時
- 2024/12/30 09:00
- 更新日時
- 2024/12/30 09:00
今年2月に創立50周年を迎えたトライエンジニアリング(愛知県名古屋市)は11月29日、熱田神宮(名古屋市熱田区)で記念式典を開いた。
パートナー企業や仕入れ先などから約100人が集まり、参拝・祈祷を行い、宴に参加した。
トライエンジニアリングは自動車メーカーの技術部門出身者が創業したロボットSIer。ロボットアーム先端に付けた装置で曲げ・切削・磨き・FSW(摩擦撹拌接合)を自動化する装置をつくりあげてきた。いずれもワークに接触し反力を受ける加工で、高い剛性・技術を要する。4代目の片山誠二社長は「1985年にロボットヘミングシステム(自動車ボンネット外周の折り曲げ装置)を開発し、91年に実用化したのが当社の原点であり柱。50年の歴史は新たな挑戦への出発点でもある。モノづくりに貢献しつつ更なる成長を目指したい」と挨拶した。本多美奈子会長は「50年は重要な節目。培ってきたパートナーシップをより強固なものにし、ユニークで革新的なソリューションを提供する会社であり続けたい」と抱負を述べた。
同社とロボット・切削工具メーカーなど8社は今年7月、ロボット加工技術研究会(会長=岡丈晴トライエンジニアリング専務取締役)を発足。ロボット切削でもう一段上のレベルを目指し、大学、研究機関などの参加も検討している。
片山誠二社長
(日本物流新聞2024年12月25日号掲載)