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工業系YouTuber【なんとか重工とんこつ】 
家庭用向けのレーザー加工機とは

投稿日時
2026/07/23 14:39
更新日時
2026/07/23 14:42

ファザーマシン2/Chapter76

みなさん、こんにちは。工業系YouTubeチャンネル、なんとか重工のとんこつです。

今回は、「家庭用レーザー加工機?」をお送りします!

これまでにもレーザー加工機は使ってきました。Snapmakerという3―in―1マシンに搭載されているレーザーモジュールです。ただ、出力は1・6㍗だったので、できるのはちょっとした刻印程度。木材の切断もできなくはありませんが、パワーが足りずあまり実用的とは言えませんでした。

こんなマーキングも簡単に

それに対して、今回のLaserstormS10は別物です。組み立て自体は1時間もかからず完了。ところが完成した姿を見ると、「思ったよりデカい!」というのが第一印象です。加工エリアは410×400㍉とかなり広く、机の上でもしっかり存在感があります。(置き場所に困りますが)。

そして、この機械最大の特徴がレーザー出力10㍗という点。消費電力ではなく、実際に照射されるレーザーの出力が10㍗あるので、低出力機とはパワーがまったく違います。

非常停止ボタンも標準装備されていて、安全面もしっかり考えられている印象でした。

まずは2㍉の木材を切断してみることに。焦点を合わせて加工範囲を確認し、スタートボタンを押すと…。

「速っ!」

今まで何往復もしていた加工が、あっという間に1回で切れてしまいました。切断面もきれいで、10㍗の威力を実感します。

こうなると試したくなるのが限界性能。

「18㍉くらいの木材も切れるのでは?」

そんな期待を胸に18㍉の木材へ挑戦しましたが、さすがに失敗。何度加工しても最後まで貫通せず、Z軸が固定なので焦点距離に限界がありました。

いろいろ試した結果、現実的には12㍉前後までが実用的な切断能力という印象です。とはいえ、この厚みが切れればDIY用途では十分すぎる性能。

■エアガンケースを自作

続いて試したのは金属へのマーキング。

ステンレス板に刻印してみると、これが予想以上の仕上がりでした。指でこすっても消えず、ピッチを細かくすれば製品として売れるものが作れます!

さらに、有償ソフトのLightBurnも導入してみました。3DCADのような感覚で図面を作成でき、レイヤーごとに出力や加工速度を細かく設定できます。使いこなせるようになると加工の自由度が一気に広がると感じました。とても使いやすくオススメのソフトです。

そして、思い付きでガンケースを作ることにしました。近所のホームセンターでジュラルミンケースとウレタンマットを購入。20㍉厚のウレタンマットをCADで設計した形状どおりに加工していきます。

100%出力で3回加工すると、煙を上げながらもウレタンはきれいに切り抜かれ、ケースの中にGlock17(エアガン)がぴったり収まりました。

レーザー加工機というと木を切るだけの機械と思われがちですが、ロゴを入れたり、ネームプレートを作ったり、金属へ刻印したりと、作品に付加価値を与える使い方もできます。自宅でここまでできる時代になったのかと、少し感動しました。加工を見ているだけで楽しい!

シンプルで加工スピードも速く、対応できる素材も多いので、ものづくりが好きな方にはかなり楽しめる一台だと思います。

次回もお楽しみに!



(日本物流新聞2026年7月25日号掲載)

工業系YouTuber【なんとか重工】とんこつ

工業系YouTubeチャンネル【なんとか重工】を、相方のケロと2人で運営。旋盤やフライス、マシニングに溶接機、3Dプリンターなどを活用して自分たちが作りたいモノを作るチャンネル。登録者数は14万人(2026年7月23日現在)