1. トップページ
  2. 業界統計
  3. 3月の鍛圧機械受注、3%増の386億円

業界統計

3月の鍛圧機械受注、3%増の386億円

投稿日時
2025/04/25 13:39
更新日時
2025/04/25 13:40

板金系が大幅増

(一社)日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=長利啓正・コマツ産機社長)が4月8日発表した3月の鍛圧機械受注額(プレス系、板金系機械およびサービス・部品金型)は前年同月比3.4%増の386億4600万円と3カ月ぶりに増加した。プレス系機械は減ったが、板金系機械とサービス・部品金型が大きく増え、工業会は「板金系は2005年以来2番目の受注額で、サービス系も過去最高の実績」とコメントするが、「期末の影響もあり、まだ回復基調に入ったとまでは言えない」としている。

プレス系機械は同17.7%減の101億円。このうち小型プレス、大型プレス、超大型プレス(2.2倍)、フォーミング(2・2倍)が増え、中型プレス、油圧プレスは減った。板金系機械は同15.8%増の182億円。このうちパンチング、レーザー・プラズマが増え、プレスブレーキ・シャーは減った。

サービス・部品金型を除いた機械合計で見ると、内需は13.9%増の240億円。輸送、金属、電気、鉄鋼、一般向けが軒並み増加。外需は37.7%減の44億円。中国、韓国、欧州向けが増え、北米、東南アジア、インド向けは減った。

これにより2024年度の受注額は前年度比6.6%減の3405億円(輸出比率は40.4%)と2年続けて減少した。

(日本物流新聞2025年4月25日号掲載)