業界統計
10月の鍛圧機械受注、8%減「国内は低迷、輸出頼み」
- 投稿日時
- 2024/11/25 11:24
- 更新日時
- 2024/11/25 11:25
(一社)日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=長利啓正・コマツ産機社長)が11月11日発表した10月の鍛圧機械受注額(プレス系、板金系機械およびサービス・部品金型)は前年同月比8.4%減の236億7400万円だった。板金機械が国内・輸出ともに堅調に推移したが、プレス系、サービス系は前年割れに。工業会は「板金系は北米向けの輸出が好調だったこともあり、9カ月ぶりに大幅に伸びた。全般的に国内の低迷が続いており、輸出頼みの状況」としている。
プレス系機械は同24.7%減の87億円。このうち小型プレス(28・9%増)、油圧プレス(21.7%増)、フォーミング(81.1%増)が増加したが、中型・大型・超大型プレスは減少した。板金系機械は同16.6%増の78億円。パンチング(59.0%増)、レーザー・プラズマが増えた一方、プレスブレーキ・シャーは減った。
サービス・部品金型を除いた機械合計で見ると、内需は36.7%減の72億円。鉄鋼、一般向けが増加し、金属、輸送、電気向けは減少。外需は34.7%増の94億円。北米(2.4倍)、インド(2.0倍)、中国(14.9%増)、韓国(47.3%増)、東南アジア向け(61.7%増)がプラスで、欧州向け(21.6%減)のみマイナスに。
(2024年11月25日号掲載)