
バリ取り専用機も
JIMTOF後の展示会で
愛知県刈谷市のブラザー工業・テクノロジーセンタで1月28日、29日に「2025アフターJIMTOF展」が開かれた。JIMTOF2024の出展機を中心に16台が並び、小型ながらストロークがY軸50㍉、Z軸80㍉拡大した「SPEEDIO S500Xd2」など新機種が注目を集めた。
「SPEEDIO M200Xd1-5AX」は複合加工機に同時5軸機能を加えた工程集約機。マシニング主軸と旋削主軸の同期制御機能を追加したことでホブ切りやスカイビングなどのギヤ加工にも対応したという。同様の加工を「他社は40番で提案している」といい、30番機ならではのコストメリットを訴求した。加工できる歯車のサイズは限りがあるが「条件が合うなら理に叶う投資になる」。
バリ取りに特化したデバリングセンター「DG-1」も披露。家庭用ゲーム機を思わせるコントローラーで直感的に4軸を動かすことができ、バリを取りたい箇所に数点、主軸を移動させれば残りの加工経路を機械側が自動生成する。「中古のMCでバリ取りを行う現場もあるがプログラム作成に時間がかかる。ロボットのバリ取りはワークが増えた際の教示が大変で剛性も弱い。DG-1は剛性も高く経路の生成と修正が簡単」。記者でもできますか、の質問にも「できます」と頼もしかった。
「遠隔サポート機能」も提案した。ユーザーがNC装置に付加したサービスコールボタンを押すとコールセンターへ通知される新たなサポートサービス。アラームや操作の履歴などの各種データはクラウド上にあるため、遠隔でもすぐに状況を把握し対処が可能。後付け可能な主軸センサ(オプション)もあり、加工のモニタリングや予知保全につながるという。
(日本物流新聞2025年2月25日号掲載)