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近畿大など、シンガポールでバイオコークス利用を実証

 JFEエンジニアリング(東京都千代田区)、近畿大学(大阪府東大阪市)および南洋理工大学(シンガポール)の3者は、廃棄物焼却炉であるシャフト式ガス化溶融炉の燃料としてバイオコークスを利用する実証事業に5月に着手する。
 バイオコークスは近畿大学バイオコークス研究所所長の井田民男教授の研究チームが開発したリサイクル燃料。多種のバイオマスを原料として利用でき、CO2削減に寄与できるという。シンガポールでは木くずなどの木質系バイオマスの一部および汚泥系バイオマスの大部分が未利用となっており、その利活用技術の開発が各所で進められている。本実証事業はシンガポール環境庁が公募した補助事業に採択されたもので、3者はごみの溶融処理に要する燃料の一部にバイオコークスを使用する実証試験を、南洋理工大学が所有するJFEシャフト式ガス化溶融炉で行う。



2021325日号掲載)