サビに強くコンパクト
寺田ポンプ製作所が展開する直動自吸式樹脂製モーターポンプ「CMPシリーズ」が、海水を扱う水産.漁業現場から一般工業設備に至るまで着実に採用を増やしている。「水が通る箇所には高い耐食性を持つ樹脂(ガラス繊維強化樹脂)とステンレスを採用しており、海水の移送.循環など多用途に対応する防錆マルチタイプ」(同社)という。
CMPシリーズは水路解析に基づき最適化されたインペラと、内部ケーシングの組み合わせにより高性能を発揮。加えて、電動機とポンプの一体化構造により、コンパクトな設置スペースを実現している。全閉外扇屋外形電動機(0.1㌔ワットは除く)を採用し、軸封部にはメカニカルシールを配すことで、メンテナンスの省力化とタフな環境下での安全性を両立している。
幅広いニーズに応える製品ラインナップも強みだ。小型の口径25~40㍉(出力0.25~0.45㌔ワット)から、中型の口径40~50㍉(出力0.75~2.2㌔ワット)、大型の口径80㍉(出力1.5~3.7㌔ワット)を取り揃える。「最大1分間に1㌧の水を吐き出し、小型機種には単相100V仕様も用意する。今後、幅広い使用範囲に対応する新機種拡充も予定している」(同社)。
農業用の散水や排水、漁業用の海水移送、工場での排水移送など、環境負荷軽減や多様な耐食ニーズに応える高機能ポンプとして、一層存在感を示す。
(日本物流新聞2026年9月25日号掲載)