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eve autonomy、羽田に新オフィス開設

星野亮介CEO

デモ走行にも対応

 屋外対応の無人搬送システム「eve auto」を手掛けるeve autonomy96日、羽田イノベーションシティ(HIC、東京都大田区)内に羽田オフィスを設けた。静岡県磐田市にある本社に次いで国内2拠点目。開発・商談スペースだけでなく、eve autoを実機で展示。オフィス前の空間を使った簡単なデモ走行にも対応する。羽田空港隣接地にオフィスを構えることで、認知度の向上や体験機会の増加、人材獲得につなげたい考え。
 同日行われた開所式では、オフィス前のコンコースを使用してeve autoによる1周約100㍍の周回コースのデモ走行を実施。車両と連携した電動ゲートの通貨や歩行者などを検知して安全に停止する動作などを披露した。
 開所式で同社・代表取締役の星野亮介CEOは「eve autoは新規性の高い製品のため、実車を見てみたいや挙動を見てみたいというお声を非常に多くいただく。これまでは本社かヤマハ発動機の浜北工場しか手軽に実機を見られる施設がない状態だった。HICは簡単なデモ走行も行える。屋外搬送の自動化が当たり前の時代に向けて、さらなる認知度向上と首都圏の優秀な人材を確保していきたい」と設置の理由を説明。
 同社に出資をするヤマハ発動機・新規事業開発本部長の青田元氏は「eve autoは買ったらすぐに使えるような製品ではない。お客様と一緒になって作って行くソリューションだと思っている。しかし、日本を支えている現場の人たちに我々の取り組みを伝えるのは本当に大変。色々な人の目に触れやすい場所に新たな拠点を設置することで、お客様と一緒に新しい仕事ができればと思っている」と述べた。

2024925日号掲載)