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イグス、9割がプラ製の自転車

JIMTOFで披露

 モーション・プラスチックを手掛けるイグスが、118日からのJIMTOFでユニークな製品を国内初展示する。
 披露されるのは90%以上がプラスチックで作られた都市型自転車「igus:bike」。オランダのスタートアップ企業との共同開発で、今年5月のドイツ・ハノーバーメッセで発表され注目を集めたものだ。イグス・ドイツCEOのフランク・ブラーゼ氏が「自転車が潮風などで錆びるため短期間で買い替えなければならない」という課題を耳にしたことで、開発がスタートした。
 同社の無潤滑の樹脂部品を可動部に使うことで、従来は金属でしか実現できなかったフリーホイールやギヤボックスなど、負荷のかかる可動部品のプラスチック化に成功。錆びることなく、メンテナンスフリーで使用できる。将来的には廃棄プラスチックのリサイクル素材で製造したバージョンの販売や、役目を終えたigus:bikeの素材を使って新たなigus:bikeを作ることも視野に入れているという。



20221110日号掲載)