UX450L大阪初展示
ソディック西日本支店は2月1日と2日、リニューアルした大阪ショールーム(大阪府吹田市)でプライベートショーを実施。約500人が訪れた。
注目を集めていたのはマシニングセンタ「UX450L」。MECT2023には出展したものの実機の関西での展示は今回が初。今後常設展示する予定だ。
浜本純弥西日本営業部部長は「リニアモーター駆動の機械の市場を開拓したメーカーと自負しているが、シリーズを重ねる中でユーザーの求めるものも高くなってきた。ユーザーからの意見を吸い上げて速度と高精度を両立した」とし「具体的には主軸などで剛性を高めている。高速機で主軸の剛性を上げるというのは一見矛盾するようだが、微細領域では切削ボリュームが小さいが、求められている面粗度や面質、形状精度が桁違だ。高速機で微細領域の高いレベルの精度を達成させるには、機械各部のわずかな変位や振れも許されない」とした。ほかにも横に扉をつけて作業性を高める工夫が見られた。
ワイヤ放電加工機「AL400G iG+E」にも人だかりができていた。「今、ユーザーからはエコを求められる」(同)として3つの技術で対応。ワイヤ回転機構(i groove)で常に無消耗のワイヤ面で仕上げ加工し送り速度を緩やかに。それにより仕上げ領域でワイヤ消費量を30%削減する。次に新開発のDigital HF制御を採用することで加工速度の20%向上を実現。また電気消費の大きいポンプをすべてインバーター化し、最適制御することで消費電力を20%削減した。
他にも金属3Dプリンタ「LPM325」、精密形彫り放電加工機「AL40G」が展示されていた。
なお大阪ショールームは昨年8月にリニューアル。機械がより映えるように化粧直しを行ったほか、間接照明で夜間に機械をライトアップして外から見えるような工夫を行った。
(2024年2月10日号掲載)