ランニングコストを半減
コロナ禍がいくぶん落ち着いた現在も様々な課題が残る飲食店。その一つに燃料価格上昇を起因とする光熱費の高騰が挙げられる。
厨房を持つ飲食店などの省エネ化に役立つのが、パーパス(静岡県富士市)の業務用ハイブリッド給湯システム。利用状況に合わせてヒートポンプ給湯機とガス給湯器を効率的に運用するため、一次エネルギー消費量を35%削減、42℃のお湯を1日3千?g使用した場合、年間約47%のランニングコストを低減できる。営業時間や定休日なども設定可能。予定に合わせた沸き上げで手間や無駄なく節電できる。
民生用の2~3倍の能力を持つ6.0kWヒートポンプは短時間でお湯を沸き上げることが可能なため、貯湯ユニットを従来に比べ3分の1(容量90?g)にコンパクト化。設置には奥行きを約400mm確保すればよく、高低差5m、配管長10mまで取ることができる。そのため、都心に多い狭小や2階の物件でも設置できる。また、80℃の高温出湯による殺菌機能で、貯湯タンク内を常に清潔に保てるのも嬉しい。
(2022年11月25日号掲載)