ENEOSなど4社、窓用太陽光パネルを高輪GW駅で実証
- 投稿日時
- 2023/05/29 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:18
ENEOSホールディングス(ENEOS)、東日本旅客鉄道(JR東日本)、YKK AP、日本板硝子(NSG)の4社は、ENEOSが出資し、NSGが共同開発を行っている米ユビキタスエナジー社が開発した透明な太陽光発電窓パネルを使用した実証実験を高輪ゲートウェイ駅構内で5月8日から約2カ月間実施している。
同窓パネルは一般的な窓と同程度の透明度を維持しつつも、紫外線と赤外線をエネルギー源とする高効率発電が可能なもの。遮熱性と断熱性にも優れているため、建物のエネルギー効率を高める働きもある。高層ビルなどに活用すれば、平置き型太陽光発電よりも小さい敷地面積で多くの電力を生み出すことができると期待されている。
2021年に行われた屋外での実証実験では、日本国内の日照、気候条件下でも想定通りの発電量、省エネ効果を確認した。今回の実証実験では屋内使用時の発電性能について検証する。本実証で有効性を確認できれば、ビルなどへの展開や太陽光発電システムへの接続実験などにも展開を検討している。
(2023年5月15日号掲載)