25年に2拠点で最大6万軸生産
マグネスケールは、奈良県奈良市と大和郡山市にまたがる土地にレーザスケールの生産工場を建設する。
敷地面積は1万3220平方?bで、2025年5月の完成、9月の操業開始を目指す。地上3階、地下1階の建屋構造で、総投資額は約117億円(機械設備含む)。
レーザスケールを製造する神奈川県の伊勢原事業所が25年に生産上限の2万5千軸に達すると予想し、新設の奈良事業所と合わせ最大6万軸の生産能力を確保する。高まるレーザスケール需要に対応するねらいだ。
奈良事業所では生産拡大だけでなく、最先端のレーザスケール開発設備を備える。災害時の事業継続体制(BCP)として伊勢原事業所との相互バックアップ機能を付与する。
「半導体製造装置や高精度金属加工機に使うレーザスケールは、ピコメートル・レベルの分解能を持つ位置検出システム。特に半導体の微細化に不可欠で、生産拡大により供給責任を果たす」(同社)
(2023年10月10日号掲載)