機上計測などキャンペーン
ニデックオーケーケー(OKK)とニデックマシンツール(MT)は7月28日、加工の効率化・自動化を提案するプライベートショーをさいたま市のOKK・東京テクニカルセンターで開き、機械ユーザーや販売会社から121人が訪れた。コロナ禍の影響で午前・午後の予約制の1日限りとしたため、例年(2、8月の2日間開催)よりも来場者は半数ほどにとどまった。
OKKの立形マシニングセンタ(MC)とMTの精密加工機を中心に紹介し、タッチプローブを使った機上計測や、治具と専用プログラムを使いATCで扱えない大きな刃物の着脱を実演した。機上計測はオプションだが、新規購入時の6割に付けられるようになったという。ニデックが7月に創業50周年を迎えたのを機に実施中のキャンペーン(公式には7月末で終了するが延長の可能性もある。要問合せ)も紹介。立形MC「VM43RII」「同53RII」、門形5面加工機「MVR30Cx」を計55台用意し(7月末現在で残り約20台)、タッチセンサーや高圧クーラントユニット、ソフトなど150万円相当のオプションを無料で付けるという。
OKK常務執行役員の川田拓也・営業本部長は「オペレーター人材が高齢化してきているのに対し、当社は様々な便利なツールを用意した。人を雇うよりも安く、夜間の無人運転もできる」と設備更新の利点を話す。ニデックグループとなったことについては「厳しい経営環境にあったが、人・物・金をどんどん使えるようになった。高い目標を設定しているがやりがいがある」と言う。自社展は半年から四半期に一度開いてきたが、ショールームは3カ所(さいたま、伊丹、栗東)にあり頻度を増やす考え。
(2023年8月10日号掲載)