ワルタージャパン、鉄系ワーク向け切削タップ
- 投稿日時
- 2022/09/14 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:17
加工品質と工具寿命向上
ワルタージャパンは8月9日、鉄系および鋳鉄系ワーク向けの切削タップ「Supreme TC130」の販売を開始した。Supreme TC130は、ストレートフルート形状の止まり穴加工用切削タップ。短い切りくずを生成し、高いプロセス信頼性を実現する。食いつき部にさらえ刃を配置した特別な刃形状でねじ山を仕上げ、ねじ表面品質を向上するとともに、加工面品質の低下を防ぎ工具寿命を延ばす。
Supreme TC130は、最大3.5×DNまでのねじ深さを加工でき、標準レパートリーはM4-M42(メートル並目)、MF10×1-MF33×2(メートル細目)およびUNC4分の1-UNC1の大径ねじまで。工具はHSS-E母材を用いた6HX公差の軸方向内部クーラント仕様で、耐摩耗性を高めるWY80AA(TiNコーティング)およびWY80EH(HiPIMS AlCrNコーティング)の材種から選択できる。
鉄系ワーク向けタップとして、干渉があるワークや深い位置のねじ加工および量産加工に向く仕様となっている。
(2022年9月10日号掲載)