津田駒工業は5軸加工機向けマシンバイスの新製品「V5X?80」シリーズを発売する。
DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングが施された本体は、高硬度で耐摩耗性に富み、低摩擦で摺動性に優れる。スライド部分は外側ガイドの採用により剛性を向上させており、センター部分には内部保護シールとカバー付きで防塵性も高めた。
加工エリアが大きく取れるバイスシェイプは、機内の干渉エリアを最小限に止めツールの接近性も良好。クランプ部分はつかみ代を3?_とし、素材を無駄なく加工できる。標準仕様のダブテールジョーは、グリップ爪とダブテール形状によりグリップ力を最大限に高め、専用治具無しでもワークを強力に把持する。また目盛り付きで段取りを容易に行える。
「浮き上がり防止機構を内蔵しており、締め付け精度を大幅に向上し高精度の加工を実現する。またワンチャッキングでの加工が専用治具無しで出来るので、5軸での工程集約や多品種少量生産にも最適。当社製のNC円テーブルなら底部のガイドピンとボルトで簡単に固定できる」(同社)。
口金幅は80?_。フレーム長さ100?_の「V5X?80S」と同160?_の「V5X?80L」の2機種をラインアップしている。
(2023年5月25日号掲載)