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クリナップがライフスタイル提案

座って調理できるキッチン

 クリナップは101日、2019年から13県で先行テスト販売していたLDK空間の中心で使いやすい小型キッチン「HIROMA」(104日本格販売開始)を東京・渋谷で報道関係者に披露した。オンラインとリアルの両チャンネルで販売する考えで、代理店を全国展開する。竹内宏社長は「見積りから発注、決済まで対応できる専用ウェブサイトを構築した」と力を込めた。
 HIROMAは天然無垢材(ホワイトオーク)テーブルにワークトップ・シンクが一体となったキッチンテーブル、ダイニングテーブル、ワゴン収納、椅子などで構成する。老舗家具メーカーの飛騨産業(岐阜県高山市)と協業して実現した。キッチンテーブルは3種用意し、ロータイプはワークトップ高さをテーブルと同じ713?_に抑えたことで座って調理でき、食べる人と視線が合う。クリナップは「量産キッチンとして天然無垢材を部分的に使うものはあってもここまで全面的に使用したものはおそらく他にない。新しいカテゴリー、ライフスタイルを提案したい」と言う。
 キッチンテーブルの価格は税込489500~857230円。公式ホームページを用意し、11月上旬には公式オンラインショップを公開する。年間100~200セットの販売からスタートする考え。

20211025日号掲載)