ワルタージャパンはこのほど、新型ポイント交換式ドリルや超硬ドリルなど穴あけ工具中心に新製品をラインナップした。「Drion･tec D-Spade」はポイント交換式ドリルでは「世界初」（同社）となる2コーナー使いのチップを採用。ダブルマージン仕様と、同社独自の切れ刃研磨による高いセンタリング性で高い加工精度を実現する。ドリル先端の6カ所に設けたクーラント吐出口が、切りくずを確実に排出。ポイントチップ材種はWPP25とし、建設機械や農業機械、工作機械などの鉄や鋳物の中~大型ワークに向く。穴深さ3D・5D、穴径は12～25.7ミリを展開する。

同じく鉄・鋳物加工に特化した超硬ドリル「Drevo·tec Ikon Supreme DD170」も同時に発売。最新コーティングテクノロジー「Krato･tec」を採用し、より高い加工条件に対応し、工具寿命を伸ばした。

展開は穴深さ3D・5D・8D・12D、穴径は3~20ミリ。

（日本物流新聞2025年6月10日号掲載）