
AGV生産と部品供給を強化
ダイフクは8月5日、同社マザー工場である滋賀事業所(滋賀県日野町)に、一般製造業・流通業向けシステムを担う新工場棟「M棟」を竣工した。これは同事業所の大規模再開発の一環であり、生産能力の増強と物流効率の向上が目的。M棟には無人搬送車(AGV)の組み立て機能などを集約し、区画のない大空間により柔軟な生産ラインの構築を可能とした。
併せて、一般製造業・流通業向け製品の保守部品を管理するパーツセンターもM棟に移転し、従来比2倍の面積へと拡張。自動倉庫を導入し、部品供給の迅速かつ正確な提供を強化する予定。
建物の屋根と外壁には断熱を施し、屋上には1・5MWの太陽光発電システムを導入。地球環境と作業環境に配慮した工場となっている。
(日本物流新聞2025年8月25日号掲載)