イグス、佐原の大祭に樹脂軸受
- 投稿日時
- 2026/07/28 09:33
- 更新日時
- 2026/07/28 09:34
山車の走行距離が約2倍に
イグスは7月21日、ユネスコ無形文化遺産「佐原の大祭」夏祭りに参加する田宿区の山車に、高機能樹脂製すべり軸受「イグリデュール」を提供したと発表した。7月10~12日の祭礼で3日間運行した結果、時間当たりの走行距離は従来の約1.5~2倍に向上。これまで半日を要していたコースを約1時間半で走行できるようになった。
佐原の大祭は約300年の歴史を持つ伝統行事。曳き廻される山車は高さ約8m、重量約5tに達し、方向転換には多くの人手を要するうえ、車軸部分の摩耗対策や給油も欠かせない。
少子高齢化や人口減少により若年層の参加が年々減り、山車の運行や維持管理を担う人材の確保が難しくなっていることから2018年にイグリデュールを試験導入。25年7月に4車輪すべての車軸部へ本格導入した。イグスは軸受の選定やサイズ提案、車軸構造の検討、前輪・後輪のクリアランス調整などを支援した。
伝統的な山車の外観を変えずに操作性を高めた点が特長で、祭礼に参加した関係者からは「抵抗がこんなにも減るなんて驚いた」「以前よりも格段に動きやすくなった」といった声が上がった。
(2026年7月25日MonoQue掲載)