
フロア面積維持、パレット3枚増
松浦機械製作所はパレット枚数を従来の4枚より3枚増やした「タワーパレットシステム PC7」(オプション)を開発した。PC7の定価は税抜2500万円。同システムを搭載した5軸立形マシニングセンタ「MX-520 PC7」と、旋削機能を持つ5軸複合マシニングセンタ「MX-520T PC7」の販売も始める。パレット枚数が増えることでさらなる生産の効率化や自動化につながる。
同社は5軸マシニングセンタの入門機「MXシリーズ」を累計2227台出荷している(2025年6月末時点)。「MX-520/MX-520T」にはパレットを4枚搭載し無人運転を可能にするオプション「PC4」があったが、さらなる生産性向上や無人稼働を求める声が寄せられていた。
PC7はPC4と最大ワークサイズは同様(D520ミリ×H330ミリ、175ミリ)、フロアスペースもPC4からプラス80ミリとほぼ同等でありながら3枚多い7枚のパレットを収納できる。パレットシステム内の切りくず処理性能やメンテナンス性、視認性も強化。直感的な操作感によるスケジューリングもPC4と変わらない。
(日本物流新聞2025年7月25日号掲載)