主軸ヘッドなどを新設計
ソディックはリニアモーター駆動マシニングセンタ「UH650L」の後継機種として「UX650L」の販売を6月に始める。加工速度・精度をさらに高めるため、主要機構である軽量主軸ヘッド、機械構造体、各軸案内機構およびリニアモーターを新設計した。
近年、スマートフォンやタブレット端末を構成する部品やデバイスはインテリジェント化が求められ、自動車産業では金型の大型化と省エネニーズで高品位化と高速加工の確立が急務となっている。UX650Lはダイヤモンド工具を使用する高硬度材料直彫り加工の高速化や光学レンズの鏡面仕上げ加工に対応する。軸移動距離はX650・Y550・Z300?_。最高主軸回転数は毎分6万(HSK-E25タイプ、オイルエアー潤滑で)。標準価格は税別3300万円から。年産30台を目指す。
「マシニングレコーダ機能」および「簡易プログラム作成機能」搭載により操作性を向上させるとともに、新開発「アイドリングストップ機能」により省エネにも対応する。
(2024年4月25日号掲載)