JEITA・JEMAの二団体新会長に三菱電機社長の漆間氏
- 投稿日時
- 2025/07/04 09:00
- 更新日時
- 2025/07/04 09:00

(一社)電子情報技術産業協会(JEITA)と(一社)日本電機工業会(JEMA)の二団体は、6月11・13の両日、新会長に三菱電機・代表執行役執行役社長の漆間啓氏が就任したと発表した。
11日に行ったJEITAの記者会見で漆間氏は「地政学リスクや関税など、世界中で不確実性が高まっていることは言うに及ばず、これらに対抗していくためにも、日本の潜在成長率や労働生産性の低さの改善こそが喫緊の課題となる」とし、「デジタルによる真のトランスフォーメーションを社会全体で推進することが求められる」とコメントした。
そのためにカギとなるのが「ソフトウェア開発力」であるとし、「自動車のSDV化」を越え「『Software Defined X(SDX)』の時代に突入しつつある」ことを指摘。製造業の重要性が世界中で高まるいま、モノづくりをこれからも日本の強みとするためには「過去の成功体験からの脱却」とともに、「BtoB分野におけるデジタルトランスフォーメーションこそが、今後の最重要課題となる」と考えを示した。
(日本物流新聞2025年6月25日号掲載)