芝浦機械、レンズ金型のウネリ低減
- 投稿日時
- 2025/05/16 09:00
- 更新日時
- 2025/05/16 09:00

芝浦機械はレンズ金型の高精度加工機能を相次いで開発している。この機能は超精密非球面・自由局面加工機ULC(旋削加工)、ULG(旋削・研削加工)両シリーズのオプションとして用意する。昨秋のJIMTOFで紹介した「真直度サーボ補正+高精度V-V転がり案内」「油静圧案内」に加え、「測定・解析技術+高精度V-V転がり案内」を4月25日まで横浜市で開かれた光関連展「OPIE」で紹介した。
後者はパナソニックの解析ソフトを利用し、金型表面の形状誤差(ミリオーダーの誤差)とウネリ成分(ミクロンオーダーの誤差)を機外測定し補正加工によりウネリを低減する。芝浦機械は「ウネリは撮像した際の画像ムラを生む。近年、撮影技術が高まり注目されるようになってきた」(工作機械技術部加工開発課)と言う。
(日本物流新聞2025年5月15日号掲載)