アマダマシナリーは4月10日、高速安定切断ができる可変パルスカッティングバンドソー「PCSAW-430AXⅡ」の販売を始めた。被削材や切削条件、使用ブレードに応じて最適なパルス周波数に制御することで切削抵抗を低減し、切断を安定させる。従来はブレードに一定のパルス振動を与えながら切断していた。これに比べると切断スピードは最大で約30%アップした。

切断時間の短縮とエコポンプの採用により従来マシンと比較して待機電力を約50%、加工時の消費電力を約10~20%低減する。11キロワットの高出力ブレードモーターを搭載し、超硬ブレード「AXCELA」での高速切断に対応。切断能力は丸材で直径30~430mm。直感的に操作できるタッチパネル方式の21インチ操作パネルをもつ。販売価格は税別2640万円。年間販売30台を目指す。

（日本物流新聞2025年4月25日号掲載）