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ワンニデック鮮明に 、中国価格・日本クオリティーの立形MCなど訴求

投稿日時
2025/11/14 09:00
更新日時
2025/11/14 13:37
「VN5」を紹介するニデックオーケーケーの森本佳秀会長

メカトロテックジャパンに出展したニデックグループは、「今回は機械単体を訴求するのではなく、総合力でお客様を主体として、どうソリューションを提供するか」と、ワンニデック体制を前面に押し出した。

ニデックオーケーケーの森本佳秀会長が語るように、グループ全体の連携が強調された形だ。ニデックオーケーケーは、特に10月に発表したコストパフォーマンス重視の立形マシニングセンタ(MC)「VN5」に注力した。これは「中国製MCにも価格で対抗できるものです」という、価格競争力を最大の特長とする。森本会長は、「これはTaiwan TAKISAWAとのコラボレーションであり、設計などは台湾で行い、一部部材は台湾製を使いながら最終仕上げを日本で行う」と説明する。これにより、「中国価格・日本クオリティーという機械に仕上げました」と語り、まずは日本市場をターゲットにしつつ、将来の海外展開にも含みを持たせた戦略機であると強調した。

一方、TAKISAWAは、φ800ミリまでの大型ワークに対応する立形CNC旋盤「VTL-760M」などを訴求した。大型ワーク加工を行う顧客をターゲットに開発されたこの機械について、担当者は「一番のこだわりが剛性。切り込みを深くしてバリバリ削れます」と、高い切削能力をアピールする。TAKISAWAの原田一八社長は、「日本国内ではこれまで製造してこなかったサイズのモノ。Taiwan TAKISAWAともしっかり協力しながら建機などの大型ワーク向けも確実に受注していこうという戦略の一端の機械です」と述べた。

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VTL-760Mを紹介するTAKISAWAの原田一八社長

(日本物流新聞20251110日号掲載)

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