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山善、人型ロボットを生産・物流現場へ

投稿日時
2025/05/08 09:00
更新日時
2025/05/08 09:00

INSOL-HIGHと業務提携

山善のトータル・ファクトリー・ソリューション支社(以下、TFS支社)は49日、ヒューマノイドロボットに特化した産業プラットフォームを構築するINSOL-HIGH(東京都千代田区、磯部宗克社長)と業務提携契約を締結したと発表した。両社はヒューマノイドロボットの社会実装に向けた共同プロジェクトを推進し、製造業・物流業界の自動化と生産性向上を加速させる考え。

現在のロボットシステムは搬送やピッキングに特化した単機能型が主流で、作業効率が高い反面、柔軟な対応が求められる現場では適応しづらい。ヒューマノイドロボットは人手作業中心の現場にそのまま活用でき、汎用性に優れる。物流施設内の他のシステム(自動倉庫、AGVなど)との親和性も高い。今回の提携で山善の生産現場における自動化ノウハウや独自の販売ネットワークと、INSOL-HIGHのヒューマノイドロボットに対応したWESWarehouse Execution System=倉庫運用管理システム)や物流ノウハウを掛け合わせ、「様々な生産・物流現場に適応可能なヒューマノイドロボットを2026年以降、全国の生産・物流現場に展開する」としている。

(日本物流新聞2025425日号掲載)