日本マテリアルフロー研究センター、10回目の定時総会を都内で開催
- 投稿日時
- 2025/10/21 09:00
- 更新日時
- 2025/10/21 09:00

(一社)日本マテリアルフロー研究センター(JMFI)は9月4日、都内で「第10回定時総会」を開き、総会後に懇親会を開催した。
懇親会で大橋進会長は設立から10回目の定時総会を迎えたことに感謝を述べるとともに、「物流統括管理者の養成講座の開講など、新しい取り組みを行っている。これからも当研究センターの活動にご注目いただきたい」と呼びかけた。
来賓挨拶に立った国土交通省 大臣官房 総括審議官 兼 物流統括調査官 岡野まさ子氏は「物流産業の持続的な発展には、担い手の処遇改善など産業全体を魅力ある職場としていくことが不可欠」と考えを提示。今年5月から検討が進められている時期総合物流施策大綱について「輸送力不足の解消に向けた更なる取り組みをしっかりと具体化し、物流産業全体が持続的に成長し、物流の担い手の方々が明るい未来を描けるよう引き続き議論を深めていく」と述べた。
続いて登壇した経済産業省 商務・サービスグループ 消費・流通政策課長 物流企画室 室長 平林孝之氏は2040年の実現を目標とするフィジカル・インターネットに言及。「毎年ロードアップをフォローアップし、物流の標準化、商慣行の是正を進めている。2030年までは物流DXの集中投資期間と位置付けている。自動化、機械化を強力に推し進めたい」と話した。
タイ国大使館、カンボジア大国大使館、フィリピン共和国大使館からの来賓紹介の後、新たに理事になったフクダ・アンド・パートナーズ 取締役 専務執行役員の小野敬則氏が乾杯を行った。
(日本物流新聞2025年10月10日号掲載)