15機種発売
コロナ(小林一芳社長)は2021年度モデルの石油ファンヒーター7シリーズ・15機種を8月下旬から順次発売する。
同社石油ファンヒーターに搭載しているバーナは、自己燃焼熱を利用して灯油をガス化するヒートバックシステムを採用しており、暖房時の消費電力を抑制するが、これに加えて上位機種のWZシリーズとVXシリーズは、燃焼用送風モーターと送風モーターに消費電力が少なく高速回転が可能なDCモーターを採用。消費電力を従来比で約60%削減した。
スイッチ1つで最大暖房出力を一時的に10%高めて運転する「ターボモード」を搭載。「換気後などに低下した室温をスピーディーに回復させることができる」(同社)。
フルモデルチェンジしたWZシリーズは、インテリアに馴染むシンプルなデザインや新色を採用したほか、温風吹出口のルーバーが大型化した「足もとあったかルーバー」により、温風の到達距離を約18%向上させた。
さらに新モデルは全ラインアップで点火制御の見直しとバーナの最適化を行い 、通常点火時間が従来機種よりも約10~30秒短縮し、より早く暖かさを届けることを可能にした。
(2021年9月10日号掲載)