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アクセルラボ、大阪にスマートホーム体感ショールーム

「SpaceCore」によるスマートホームを体験できる大阪ショールーム。「導入風景をリアルに感じてもらうため、あえて実際のマンションの1室に用意した」(同社)

物件の賃料UPや空室防止効果も

 スマートホームプラットフォーム「SpaceCore」を手がけるアクセルラボ(木暮学代表取締役)は、スマートホームを体感できる大阪ショールーム(大阪府大阪市北区)を3月にオープン、4月中旬にプレス向け内覧会を行った。
 2023年オープンの新宿ショールームに続く2拠点目で、西日本では初となる大阪のショールームでは、20種類以上のスマートホーム機器を設置。ペットや高齢者の見守り・防犯対策として機能するスマートカメラやスマートロック、設定温度になると自動でエアコンを稼働/停止する環境センサーなどの機器を体感できる。住設機器や家電操作のオートメーション化だけでなく、物件オーナーや居住者との契約事や日々のコミュニケーションがアプリやスマートスピーカーで円滑に行える「リレーション機能」も紹介する。
 同社はスマートホーム市場を「成長率から見る予測によると26年のキャズムを超えれば、メインストリーム市場に移行する」と大幅な浸透を予想。また「大阪の新築着工数は東京の半分。既存物件をリノベ等で活用する傾向がある。賃貸における家賃アップの選択肢としてスマートホーム化は有効な手段」(濱口凪沙広報担当)と話す。実際、大阪の既設賃貸物件においてSpaceCore導入により「前賃料より15千円アップでの成約や、スマートロックや温度センサーを設置したペット共生マンションでは周辺よりやや高い賃料であっても8割の部屋が契約するなど、セキュリティ面や価値向上による賃料アップや空室期間の短縮といった効果が出ている」(濱口氏)。

2024515日号掲載)