【国際ロボット展から】日東工器、ベルト交換含めロボットでバリ取り
- 投稿日時
- 2026/01/22 09:00
- 更新日時
- 2026/01/22 09:00
日東工器はロボットアームの先端に付けて用いる工具を充実させている。12月6日まで東京ビッグサイトで開かれた国際ロボット展で実演したのは空気式ベルトサンダー「ベルトン」。ベルト幅10ミリ、無負荷速度は毎分1万5000回転。細かい個所のバリ取りにもってこいで、「ロボットバリ取りの決定版」と胸を張る。ベルト切れ・起動不良の検知機能が付いた機種(B-10-RBT-S)も用意する。
実演はロボットアームの近くにセットすることでベルト交換を自動で行える装置「B-10-RBT-HLD」(近日発売)を用いた。異なる粒度の研磨ベルトを使用するワークにも対応でき、「市販のセンサーと連動させてベルトのセット状況の確認もできる」と言う。
近藤製作所、ロボットアームとハンドを絡まずつなぐ

近藤製作所はロボットアームとハンドをつなぐ「ロータリージョイント」を12月6日まで東京ビッグサイトで開かれた国際ロボット展に出品した。アームとハンドは電気の線とエアーホースでつながっていることが多く、ハンドが360度以上回転するとこれらを巻き込んで絡まり断線することがある。ロータリージョイントはこれを防ぐもので「実はオンリーワンの製品で、売上は右肩上がり。見た目もスッキリする」と言う。
従来の接触タイプ(=写真右、スリップリング方式を採用、可搬質量1~25キログラムの4機種)に非接触タイプ(=写真左、非接触電極を採用、可搬質量25キログラム)を加えた。非接触タイプは接点がないためノイズが乗らず通信が安定する効果もあるという。
ニッセイ、球状歯車を初披露

球状歯車を使って柔軟に動くアーム
世の中に様々な歯車があるがこれは珍しい。球状歯車だ。減速機と歯車のメーカーであるニッセイが12月6日まで東京ビッグサイトで開かれた国際ロボット展で初めて披露した。回転3自由度をもつため滑らかな動きをもたせられる。
球状歯車は山形大学が考案し、ニッセイと商社の兼松の3者が共同で製品化しようとしている。具体的な用途は検討中だが、ニッセイは「ヒューマノイドロボットなら肘や肩の機能を補うかたちで使える。ほかに宇宙空間の人工衛星上のソーラーパネルの角度を微調整することもできそう」と話す。

球状歯車(中央)と組み合わせて用いる鞍状歯車(周囲)
(日本物流新聞2026年1月10日号掲載)