人手不足が深刻化する建設・製造現場で、作業者の安全管理が経営課題として浮上している。そうした需要を背景に、育良精機の小型切断機「ハンディカッター185 IS-HCT185」(=写真)が改めて注目を集めている。同製品は「作業者の安全を最優先に」をコンセプトに開発され、安全機能の多重化を特徴とする。
最大の訴求点は、構造で危険を排除する設計にある。両手で本体を握らなければ電源が入らない「ダブルスイッチ」を採用し、片手作業を物理的に防止。スイッチにロック機能を持たせないことで、握っている間だけ動作する安全設計を実現した。切断素材を押し当てない限り刃物回転部が露出しないフルカバー設計と二重絶縁モーターも組み合わせ、作業者を多層的に保護する。
切断性能も高水準だ。新開発の専用サーメットチップソー刃(IS-185CTDX、外径185㍉・刃数48枚)により、鉄・ステンレスをはじめ縞鋼板、形鋼、塩ビ管など幅広い素材に対応する。22×150㍉材を一発切断でき、最大切込み深さは61㍉。レーザーラインで切断方向を照射する直進ガイド機能や、切粉のほとんどを回収する防塵構造も備え、作業効率と現場環境の両立を図る。電源はAC100V、質量は5.6㌔。
(日本物流新聞2026年6月10日号掲載)