タカラスタンダードは、ホームビルダー向け商品・新築戸建てオーナー専用のショールーム「オーナーズサロン新宿」を、9月10日にリニューアルオープンした。好調な新築戸建て部門のさらなる売り上げ拡大を図る。
新宿のホームビルダー向けの商品専用ショールームは2004年にオープンし、流行に対する感度の高いショールームとして、改装や増設を都度行ってきた。今回のリニューアルでは展示構成を見直し、ビルダーの標準仕様に近い商品や、人気のオプションをつけた事例を展示。比較しやすいディスプレイで、顧客への商品提案力を強化する。さらに、実際に家を建てる際に、商品がある暮らしをイメージできる空間展示も多く設置。23年度までに来場者数を1・3倍(21年度比)へ伸ばすことを目標とする。
「我々は営業力・営業効率の向上を狙って、数年前から市場別に組織を独立、商品力の強化にも注力してきた。これにより、新設住宅着工戸数がこの4年で10万戸以上減少している厳しい市場環境においても、新築戸建て部門の売り上げを順調に伸ばしてきた。新設住宅着工戸数の進む減少化、ウッドショックや資材価格の高騰などと見通しは厳しいが、ニーズに合わせた商品や提案力の強化により、新築戸建て市場におけるトップシェアを目指す」(同社)
(2022年10月10日号掲載)