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24年の電子情報産業世界生産見通し、9%増の3兆7千億㌦で過去最高

投稿日時
2025/01/15 09:00
更新日時
2025/01/15 09:00
津賀一宏会長

JEITA

(一社)電子情報技術産業協会(JEITA、会長=津賀一宏パナソニックHD会長)は1219日、電子情報産業の世界生産見通しを発表。燃料・原材料の高騰や中国景気の低迷など下押し要因がある中、2024年の電子情報産業の世界生産額見通しは対前年比9%増の37032億㌦と見込む。25年も生成AIなど先端技術を活用したDXが進むことでさらに同8%増え、39909億㌦と過去最高を更新すると見通した。

一方で、日系企業の海外生産分を含む世界生産額は、同6%増の411813億円。円安の影響で電子部品・デバイスを中心に回復が見られた。25年もDXの取り組みが堅調に推移することなどから同4%増の428613億円と見通す。

日系企業の伸び率が世界と比べ劣ることに対して津賀会長は、「日系企業のポートフォリオはよりハードウェアオリエンテッドなもの。そのため金額ベースでは差が出やすくなっている。一方で、日系企業で不足しているITデジタル人材をグローバルでマネジメントしていけば、その部分の競争力は良くなっていくと思う」と述べた。

(日本物流新聞2025110日号掲載)