ホーロー技術のイノベーションを発信
タカラスタンダードは創業110周年を記念して本社入り口部分をリニューアル、5月30日にお披露目した。ホーロー内外装材「エマウォール」を使用したエントランスホール「ホーローアートスクエア」は、ホーロー技術の最先端に触れられる空間に生まれ変わった。
エントランス奥にあるベンチスペースの背面壁は、プロジェクションマッピングが可能なホーロー製。スペースの中央にはフラッグシップモデルとしてキッチンカウンター「レミュー」を展示している。扉柄は「ホーローといえば光沢感」という従来のイメージを覆すマット調仕上げになっており、2015年に開発したインクジェット印刷技術により焼き物の釉薬のような繊細な素材感の表現も可能にしている。
渡辺岳夫社長は「蓄積してきたホーロー技術を水回りだけでなく今後は建材、内外装材など新しい用途に拡大していく。このエントランスは110年で培ってきた技術を発信する場としたい」と語った。
(2022年6月10日号掲載)