安川電機は2月12日、装置や産業用ロボットなどで構成されたセルの稼働状況の把握やセル単位での制御を実現するため、高速モーションネットワークであるMECHATROLINK-4に対応したインバータ用のMulti Protocol Ethernetオプションカードの販売を始めた。同社が2017年に提唱した自動化ソリューションコンセプト

「3i-Mechatronics（アイキューブメカトロニクス）」の取組みの一環。

Multi Protocol Ethernetオプションカードはセル全体の機器を統合してデータ収集・制御するYRMコントローラ「YRM1010」やマシンコントローラ「MPX1000シリーズ」とも接続が可能。インバータがサーボモーターやロボットなどと共通のMECHATROLINK通信でデータ通信や制御ができることで、同社は「セル全体のデータ分析精度の向上につながる。これによりお客さまが目指すスマートファクトリー化に貢献する」と言う。

（日本物流新聞2025年2月25日号掲載）