販促効果 鍋つゆ販売数93%向上
ユニフローは5月8日、スーパーマーケットなどの小売店に向けて、世界初となるサイネージ一体型のスイングドア「サイネージスイングドア」の販売を始めた。同社のスイングドアは軽いタッチで開き、通過後は扉の自重でゆっくりと閉まるため、荷物で両手がふさがった状況でもスムーズに開閉できるのが特徴。流通店の「各店舗での販促を活発化したい」「チラシやPOPの経費・手間を減らしたい」といった声を採用し、動画コンテンツやチラシ情報を放映可能にした。AC100Vコンセント2口とWi-Fi通信があれば利用できるため導入もスムーズ。50万回の耐久テストにも合格しており、従来のスイングドアと同等の耐久性で、台車を押したままドアを開くこともできる。
サイネージに放映するコンテンツは自社で作成したデータだけでなく、毎月更新される豊富なオリジナル動画コンテンツからも選択可能。コンテンツ制作に追われて使いこなせない状況が防げる。掲載内容の変更も簡単なため、曜日や時間帯に合わせた販促が可能になる。千葉や神奈川のスーパーマーケットで行った商品販売促進効果の実証では、鍋つゆ商品の販売数が前年に比べ最大93%向上した。今後は飲食店やドラッグストア、コンビニなど導入先の業態に合ったサービスを提供できるようにする。
(2023年5月25日号掲載)