タカラスタンダードは2月20日、ホテルモントレ大阪で「家事らくリフォームコンテスト」の表彰式を執り行った。同社商品を納入したリフォーム現場を対象に、施主の悩みや要望に対し「家事らく」を実現できているか、満足度等を審査基準にして施工現場を表彰するコンテストで、2018年から開催している。応募総数は過去最多の約2105点で、初年度の約5倍、昨年と比べても約1.4倍に上り注目度が高まっている。3部門において全国最優秀賞と優秀賞を合計9点選出した。

キッチン&リビング部門で最優秀賞の青木住巧（愛媛県）は、システムキッチン「レミュー」を取り入れ、壁付けキッチンをアイランドキッチンにリニューアル。和室とつながるキッチンとの和モダンの調和という高いデザイン性が評価された。「念願の最優秀賞を受賞できうれしい。施主様のご家族に『母が楽しく料理できるようになってよかった』と言ってもらえた時、これで正解だったと思えた」と同社の青木英章代表取締役は語った。浴室&サニタリー部門の最優秀賞、光テック（福岡県）はトレンドのテラゾー柄を取り入れカラフルな空間を演出。「お風呂周りを色と柄の力でうきうきした印象に仕上げ、施主様がリフォームを楽しんでいることが伝わってくる」点が受賞につながった。エマウォール部門ではシーエムシー一級建築士事務所（大阪府）が、植物を壁に掛けたまま水やりをしたり、伝言やメモをかけるエマウォールを導入し、全国最優秀賞に選ばれた。

（日本物流新聞2025年3月10日号掲載）