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パナソニックHS、横浜展示場をみなとみらいに移転

体験と空間展示を重視

 パナソニック ハウジングソリューションズは420日、神奈川県横浜市にある「パナソニック ショウルーム 横浜」を同市神奈川区金港町から西区みなとみらいに移転・グランドオープンした。みなとみらい中央地区はリフォーム時期を迎える築20年前後のマンションが多くあり、住宅設備メーカーのショールームが集積するエリアであることから、集客性も鑑み設置を決めた。
 近年、各所で展開する回遊スタイルを採用。ショールーム真ん中に商談スペースを設けてその周りに商材を配することで、どの製品にも即座にアクセス可能。キッチンや浴槽だけでなく、ドアや窓、床材なども一貫して取り揃える同社ならではのトータル提案を活かす空間づくりとなっている。
 コンセプト「今したい暮らしをフィッティング」を掲げ、「体験」と「空間展示」の2つの軸を重視する。体験ではきれいが長持ちする有機ガラス「スゴピカ素材」を採用した実際の浴槽・シンクを輪切りにして展示空間に配置。油性マーカーで汚れを付けても水で簡単に落ちることが実感できる。
 空間展示では生活者それぞれにフィットする暮らしの形を7つの空間に落とし込む。近年、リフォームや買取再販の需要が高まっている既築マンション向けには、リビング空間との一体感のあるオープンキッチンを提案。シンクとコンロを分けた2列型にすることで、省スペースにも設置できることを示す。
 「他のショールームではサンプルでの提案が多く、実際の製品で体感いただくのは全国初。3つ口コンロの火口を横並びにしたトリプルワイドIHは当社にしかない製品。コンロ手前の空間を作業エリアにするといった新たな使い方もできる。調理体験などを通じて是非使い勝手を体感いただきたい」(同社担当者)

2024515日号掲載)